ボタニカルダイの新作企画中
来年のボタニカルダイ新作を現在企画中です
毎回、テーマをこっそりと決めてはどんな素材を、どんな色で染めようかと考えています。
今回はひとつ初めての挑戦もしてみる予定なので何ができるか。。お楽しみに!
==初めての”生地染め”挑戦==
スタンドを始めて、毎回かかさずボタニカルダイのシリーズを企画してきました。
毎回少数ながら、1型づつまとめて染める前の白い服を縫製します。
この時、糸も一緒に染まる様に綿糸を使います。
その後製品になった状態で染め、最後に釦を付けたりプレス(アイロンで整える)したりして一つのアイテムになります。
その方法を「製品染め」と言います
今回は初めて「生地染め」という先に生地の状態で染め、それを裁断し縫い上げる方法に挑戦する事にしました。
==”生地染め”と”製品染め”の違い==
上記した様に、製品染めの場合は洋服を縫い上げた状態で染めるので、
製品の状態で強く洗われ揉み込まれ、染め上がりが極端に言えば古着の様なユーズド感が出た状態に上がります。
糸のステッチも縮むので、縫い目がキュッと縮み縫い目の凹凸の部分などは色の入り具合が違ったりします。これもユーズド感ある見た目になり、ボタニカルダイの深みのある色に加わってヴィンテージの様な風合いがでるのが特徴です。
あと、作り手側の事情としては製品染めの場合は素材が同一であれば型の違うものをまとめて一釜に入れて染められるので、少量生産に向いています。
少量で染められ、味わいある見た目に仕上がる一方でリスクもあります。
白の状態では見えていなかった縫製ミスや、生地のムラなどが染め上がった後に出てくる事も多々あります。
一方、今回挑戦する”生地染め”は先に染めた状態で縫製するので、フラットに、綺麗目に仕上がります。
これは生地に落ち感があり、光沢がある様なものを使う時に向いています。
“ヴィンテージ風”ではなく”百貨店系(?)”という感じです。
==色選び==
今回はブルーベリーで染めようと思っています。
春夏アイテムとして出すので、暑い夏にブルーベリーで染めた少し光沢のある生地が太陽の光を受けて魅力的に光る、そんな一枚を作れたら最高です。
ボタニカルダイの不思議な魅力の一つが、同じ植物から様々な色が出せる事です。
ブルーベリーと言っても、見たままの色もあれば、以外な色味も持っています。
今回どの色で染めるのか、、
お楽しみに!!
0コメント